探偵の仕事
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探偵の尾行をまく8つの方法|徒歩や車など尾行のケース別に解説

探偵の尾行をまく8つの方法|徒歩や車など尾行のケース別に解説

探偵の尾行は非常に巧妙に行われますが、適切な対処法を知ることで尾行を巻くことが可能です。

当記事ではそんな探偵の尾行の巻き方を、徒歩と車で尾行される2パターン別に紹介していきますので参考にして下さい。

徒歩で探偵の尾行をまく8つの方法

  1. 歩調を頻繁に変える
  2. 同じ方向に4回以上曲がる
  3. コンビニや百貨店に寄り道をする
  4. いつもと違う行動をする
  5. 喫煙所を活用する
  6. 急にタクシーを拾う
  7. バスや電車を敢えて見逃す
  8. エレベーターで1階から最上階に行き、そのまま降りる

基本的に、探偵から予測不能かつ、ターゲットにバレてしまうリスクのある行動をすることで、尾行をまくことができます。

では、それぞれの方法について詳しく解説していきます。

歩調を頻繁に変える

歩く速度を頻繁に変えたり、時々立ち止まったりしましょう。

普通の人は目的地に向かって一定の速度で歩くため、歩調を変えることで尾行がかなりやりにくくなります。

また、信号が変わるタイミングで急に走り出し、渡るというのも効果的です。

もし自分が走った後に、急ぐ必要のないような信号に走ってくる人間がいたら不自然といえます。

数回繰り返してもその度に後ろから走ってくる人物がいたら、それは探偵、あるいはストーカーと思って良いでしょう。

同じ方向に4回以上曲がる

左に4回以上曲がる、あるいは右に4回以上曲がるという行動は、尾行をする探偵が非常に嫌がる行動です。

道の迷っているでもない限り、元の道に戻るだけな同じ方向に4回以上曲がる事はありえないので、もし同じ人間が付いてきているようであればほぼ間違いなく尾行です。

普通の探偵は4回以上曲がられた時点で警戒されてるか、気づかれていると分かるので、「これは既に感づかれてる」「今日の尾行は無理だ」と判断して尾行を諦めます。

そのため、結果として尾行をまくことができるでしょう。

逆に4回以上曲がっても尚ついてくる人間がいた場合、探偵でなくストーカーの可能性もあるので、そのまま通報するか近くの交番を目指した方がいいです。

走り始めるも、結果的には信号に間に合わず、立ち止まって振り返ったとき、自分と同じように走ってきた人物がいたら要注意です。

コンビニや百貨店に寄り道をする

まっすぐ目的地に向かわず、寄り道をするのも探偵は嫌います。

例えば通路が狭く人の把握が容易なコンビニに入り、何も買わずに出てみましょう。

同じタイミングで入店し、退店も同じ人物がいれば怪しいです。別なコンビニに入っても同じ人間が付いてくるようであれば、ほぼ間違いなく探偵でしょう。

何度かコンビニへの入退店を繰り返すことで探偵が尾行を諦め、まくことができます。

また、百貨店は非常に広く人通りもあり、入り口も複数あるため、歩き回ることで探偵の尾行をまきやすいです。

いつもと違う行動をする

探偵は尾行調査をする前にターゲットの情報を収集し、ある程度行動にパターンをつけています。

そのため、会社や自宅を出るときに普段とは違う出口から外に出たり、逆の方向に歩くことで焦らせることが可能です。

出口が複数あるビルに勤めていれば、使う出口を変えるだけで尾行をまくことができます。

勤めている会社や自宅に出入り口がひとつしかない場合、建物を出た時点でいつもとは反対側へと歩き出しましょう。

尾行をするべく張っていた探偵は、逆方向に行かれると追いつくのに苦労します。

合わせて何度か角を曲がることで、尾行をまくことができるでしょう。

後ろを歩いている人たちをそれとなくチェックしていれば、自分を尾行している人物を見つけることができるでしょう。

複数の喫煙所を活用する

これは全ての人が使える方法ではありませんが、喫煙所を活用するのも手です。

喫煙所があるごとにタバコを吸うようなチェーンスモーカーは滅多に居ないので、何度か喫煙所に寄っても見かける人物がいたとしたら、尾行している探偵と疑っていいでしょう。

吸うフリをしてすぐに出たり、向こうが火を点けたタイミングで出ることで、尾行を巻くことができます。

急にタクシーを拾う

頻繁にタクシーが通るような道ではあまり効果はないのですが、タクシーが数分に1台のような通りであれば、急に拾って乗り込むことで尾行をまくことができます。

タクシーが頻繁に通る道だと向こうもすぐに別なタクシーを拾い、尾行してくるので注意しましょう。

また、乗車した後も念の為背後には警戒しておき、怪しい車両があれば運転手に「後ろの白い車をまいてほしい」「遠回しになっていいから左に4回曲がってほしい」と言えば、高確率で尾行をまけるでしょう。

ベテランのタクシーの運転手は探偵の尾行に関わった経験もあるので理解も早く、尾行をまくための行動が自分の売上にも繋がるので喜んで協力してくれます。

バスや電車を敢えて見逃す

バス停やホームで待ちながら敢えて1本目を見逃し、2本目、3本目のバスや電車に乗り込みましょう。

もし自分と同じようにわざわざ1本目のバスや電車を見逃し、2本目に乗り込んできた人間がいれば高確率で探偵です。

また、普通の探偵であればこの行動をした時点で尾行に感づかれていると分かり諦めるので、尾行をまくことができます。

頻繁に来るバスや電車であれば、3本と言わず4本ほど待って乗り込めば、より確実に尾行をまくことができるでしょう。

4本目でも同じように乗り込んできて、しかも同じ場所で降りる人間がいたら、それはよほど間抜けな探偵かストーカーです。

そのまま駅員の所に行くか、警察に相談した方が良いでしょう。

電車なら車両を移動するのもおすすめ

電車であれば、動き出したら車両の中を何両も移動するのもおすすめです。4両ほど移動しても付いてくる人物が居た場合、探偵と思って良いでしょう。

バスの場合は敢えて目的地と逆方向に向かうバスに乗り、次の停車ポイントですぐに降りましょう。

そしてそのまま本来の目的地のバス停に向かうことで尾行をあぶり出すことができます。

普通に考えて降りてすぐに逆方向の路線に乗る人間はいないので、さっきのバスと同じ人間が停車地点来るようであれば尾行です。

乗るフリをした後に、「間違えました」といって降りるなどして尾行をまきましょう。

車で探偵の尾行をまく5つの方法

探偵が車で尾行する際に様々な運転テクニックを活用し、さらに複数台の車で尾行をするためまきにくくなっています。

例えば、探偵はターゲットの車のすぐ後ろを尾けるのではなく、1台以上無関係な車を挟んで尾行するため、尾行に気づくのが難しいです。

以下ではそんな巧妙な探偵の尾行をまく、5つの方法を紹介していきます。

  1. 乗り込む前に周りに停まっている車をチェックする
  2. まっすぐ目的に向かわず同じ方向に曲がる
  3. 裏通りや1本道で路上停車を繰り返す
  4. 目的地の途中で駐車場に入れて、タクシーや公共交通機関を使う

乗り込む前に周りに停まっている車をチェックする

移動を始める前に付近に探偵の車が待機していないかをチェックするだけで、警戒している事が分かるので尾行へのけん制になります。

車で移動するターゲットを尾行するには、当然探偵も車を用意しなければなりません。

そしてターゲットが車で移動を開始したら速やかに後を尾けられるよう、ターゲットの車の傍に車両を停めておく必要があります。

自分が普段車を停めている場所の付近に見慣れない車が停まっていれば、それは探偵の尾行車両という可能性が考えられるでしょう。

尾行されるとマズい場合、何気なく怪しい車両の隣を歩いても中を確認すると良いでしょう。

車内に怪しい機材があったり、自分の移動に合わせてその車が動くのが見えたら尾行されている可能性が高いです。

尾行要員と張り込み要員が別な場合もある

ただし、探偵の尾行車両が絶対に近くに停まっているとは限りません。

ターゲットに尾行車両を見つけられ、まかれる危険を少しでも減らすため、目立たない路地に停めていたり、連絡要員の探偵が付近に張り込んでいるパターンも考えられます。

特に大手探偵社だと張込み要員と車の尾行要員が別で、ターゲットが走り出したことを電話で連絡するというパターンもあります。

手間はかかりますが、すぐ車に乗り込まないことで徒歩で移動するのか車を使うかをハッキリさせず、探偵をかく乱することも可能です。

まっすぐ目的地には向かわず同じ方向に4回以上曲がる

徒歩と同じく、探偵の尾行を撒く基本は目的地にまっすぐ向かわないことです。

自分が車で移動している場合、住宅街などで4回以上左折すると良いでしょう。

住宅街は交通量が少なく、バックミラーで後ろを眺めやすい上に、4回以上左折を繰り返せば元の場所に戻るだけなので普通の車は間違いなく消えます。

この時にバックミラーで後ろをチェックして、先ほどと同じ車がいれば、それは自分を尾行している探偵の車である可能性が極めて高いと考えていいでしょう。

普通の探偵は警戒されていると思い、その日の尾行を諦めるのでまくことができます。

また、その他にもパチンコやコンビニの駐車場へ入り、停車させずにそのまま出るといった、目的のない行動をしても後ろをついて来る車があったら、探偵の尾行車両と思って間違いありません。

裏通りや1本道で路上停車を繰り返す

自分の車を路上駐車してやり過ごすのも、車両による探偵の尾行をまくのに有効な手です。

徒歩による尾行であれば、ターゲットが立ち止まったとしてもスマホを取り出して電話をするフリをするなど誤魔化しようがあります。

しかし、車で尾行するターゲットが急にハザードランプを出して路肩に駐車した場合、探偵は一旦走りすぎるしかありません。

大きめの事務所であればサポート要員も準備しているので、すぐに連絡して尾行の交代を手配するでしょう。

ただ停車して探偵と思われる車が通り過ぎた時点で即Uターンをしたり、先述した4回左折戦法と組み合わることで、ほぼ確実に探偵をまくことができます。

目的地の途中で駐車場に入れて、タクシーや公共交通機関を使う

目的地の途中でタクシーや電車といった公共交通機関に乗り換えるのも、探偵の尾行を撒くテクニックのひとつです。

例えば一旦駅近くの駐車場に車を停めた場合、身バレを警戒して探偵はすぐに同じ駐車場には入って来ません。

そのため、素早くバレないようにタクシーや公共交通機関に乗り換えるだけで、おおよその探偵の尾行を撒くことは可能です。

ただし、ターゲットの徒歩移動を想定して、運転手の他に徒歩尾行用の調査員が尾行車両に同乗している場合は尾行が継続します。

その場合は冒頭で解説した徒歩の尾行をまく方法を活用して下さい。

尾行をまいた後の探偵はどう動く?

別の探偵が尾行する

基本的に尾行がバレしてしまった場合、顔が割れてしまった調査員は尾行調査から外され、代わりに他の探偵が尾行します。

大きな事務所であれば2~3人体制で尾行をするので、待機していた他の調査員と交代するでしょう。

なお尾行要員が1人しかいない個人事務所であれば、バレているのを承知の上で尾行を強行するか、失尾として調査を中止します。

※失尾=調査対象に尾行がバレるなど、調査が失敗した際の探偵用語。

尾行している探偵が、尾行要員が一人しか居ない小ィン探偵事務所なのか、複数の調査員を用意する大規模探偵事務所なのか、こちらから予測するのは不可能です。

そのため、厄介なパータンを想定して、一人探偵を見つけてまいたとしても安心しないのがポイントです。

日を改めて調査する

尾行をまかれた、あるいは警戒されていると判断した場合、探偵は別な日に尾行を再開します。

それが次の日なのか、それとも1週間後になるのかはこちらで読むのは不可能ですので、尾行されるとまずい日だけ警戒をすると良いでしょう。

毎日逆路線に乗ったり、同じ方向に曲がり続ける行動をしていたら精神的に疲れてしまうので、一度尾行をまいた後は特定の日だけ警戒すれば十分です。

目的地に先回りする

探偵をまいたとしても、下調べや依頼者の情報で目的地が探偵にバレてしまっている場合、先回りされます。

例えば目的地がラブホテルだった場合、ホテルの入り口を撮影できる場所に先回りして、到着を待ち構えます。

目的地が判っていても探偵が尾行してくるのは、調査報告書に行動を全て記載してより証拠能力を上げるためです。

そのため、尾行をまいたからといって、浮気相手の家などバレるとまずい場所に行く場合は、細心の注意を払う必要があるでしょう。

探偵の尾行をまく最大のメリットは多額の調査費用を負担させられる点

浮気調査でも身辺調査でも、探偵に尾行調査を依頼した場合、結構な費用が発生します。

料金は探偵事務所によって変わってきますが、人件費や機材台、交通費で1日5~10万はかかります。

そのため、尾行をまいて調査を長引かせることで依頼者にかなりの金銭的負担を強いることができるので、富裕層でお金に余裕がある場合を除いて調査を中断させられるでしょう。

探偵の調査料金は時間制であることが多いので、尾行していることが判明したら敢えてダラダラと時間を潰し、タイムアップによる撤退を狙うのも手です。

探偵の尾行をまく方法まとめ

探偵の尾行をまくには相応の手間と時間が掛かります。

しかし、尾行をまくことで自由に目的地に行けるようになりますし、上手く行けば費用の面から依頼者に尾行そのものを諦めさせることも可能です。

また、尾行をされて困っている場合は専門の調査会社や探偵に依頼するのも手です。

悪質な尾行への対処法を教えてくれたり、あなたへの尾行を依頼をしたのが誰なのかを調査をしてくれます。

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